
日本サッカー協会が28日、岡田武史副会長(70)が辞任していたことを発表しました。辞任は24日付。
記事のポイント
(1)「W杯をめぐる一連の対応」とは
(2)なぜこのタイミングで辞任したのか
(3)宮本会長の判断の背景
岡田さんは1997年に男子日本代表監督に就任し、初めてワールドカップ(W杯)予選突破に導いた功労者。「岡ちゃん」の愛称で親しまれ、2度のW杯で指揮を執りました。今はFC今治のオーナーを務めながら、日本協会の副会長に就いていました。
岡田さんは辞任理由として「今回のW杯をめぐる一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至りました」とコメントしています。
なぜ、「W杯の対応」で岡田さんが日本協会の要職を任期途中でやめるのか。
サッカー界におけるアジア、そして日本の立ち位置が関係しているようです。政治的な立ち回りが必要になる現実と、サッカー人として岡田さんの信条が衝突した形です。
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(1)「W杯を巡る一連の対応」とは
今夏のW杯北中米大会で、国際サッカー連盟(FIFA)は、トランプ米大統領の働きかけの後に米国代表FWバログンの出場停止を猶予する決定をした。また、大会後には、W杯の商業権の一部を外部の投資家へ売却する計画が発覚。いずれもFIFAのジャンニ・インファンティノ会長の関与が指摘されていた。
今年8月、「サッカーの価値を毀損(きそん)した」として欧州や北中米カリブ海、アジアの大陸連盟は、共同でインファンティノ氏を厳しく批判し、独立調査を要求。辞任を求める声も広がった。
一方で、アフリカや南米の大陸連盟や、中東諸国はインファンティノ氏への支持を表明しており、世界のサッカー界に分断が生まれている。来年3月にはFIFA会長選があり、インファンティノ氏の4選なるか、また対抗馬が立候補するのか、が焦点になっていた。
【動画】AFCの総会が開かれ、インファンティノ会長の支持を表明した=照屋健、塩谷耕吾撮影
(2)なぜこのタイミングで岡田氏は辞任したのか
10月21~23日に、アジアサッカー連盟(AFC)の国際会議が東京で行われていた。最終日の臨時総会にはインファンティノ氏が出席。その場でAFCのサルマン会長がインファンティノ氏を「アジアとして支援する」と表明し、8月から立場を一変させた。
その直後、日本サッカー協会…








